研修レポート「沖縄の赤瓦について」
2010年02月26日
大和の瓦屋 森まさつぐ at 09:53 | Comments(0) | 新着情報
先日、沖縄へ研修旅行へ行って参りました。
沖縄の住宅と言えば?
鉄筋コンクリート造で屋根が平らな「陸(ろく)屋根」
か、
赤い瓦を白い漆喰で固めている屋根
を、思いつくでしょう。
瓦屋ですので、沖縄の赤瓦について調べてみました
イメージ的には、お寺の瓦
これを、漆喰で覆ったような感じです。
(逆に解りにくいですかね)
私は今回、沖縄に行くまでどんな感じか解りませんでしたが、こっちでやってる作業とは全く違い驚きの連続でした。
こっちでは、この家の場合は丸瓦をビスで留めて完了!!
ですが、沖縄ではその丸瓦を漆喰で固めるようなのです。
(今回はこういう手法でしたが、違う工法もあるようです)
私共の観念では漆喰に雨は当らない方がいい。
なぜなら、こういう所から水が浸入し雨漏れの原因になるから。と、教わりましたが、
沖縄は全く逆の発想です。
全体を漆喰で覆う事で、
風にも強いし水も入らない。
と、いう事のようです。
実際、
古民家でされてて、現存してるという事は、間違いではないのでしょう。
ただ、コスト的にはこっちより割増になる事は確実ですが。
古瓦は、塀に再利用。
重厚感があって私は好きですね。
その土地に合った、適材適所。
沖縄には沖縄の
佐賀には佐賀の
北海道には北海道の
屋根が在り、先人の知恵と工夫で生まれた工法があります
そういう歴史も今後、勉強して掲載したいと思います。
有意義な研修旅行になりました。
沖縄の住宅と言えば?
鉄筋コンクリート造で屋根が平らな「陸(ろく)屋根」
か、
赤い瓦を白い漆喰で固めている屋根
を、思いつくでしょう。
瓦屋ですので、沖縄の赤瓦について調べてみました
Weblio 辞書 > 生活 > 三州瓦辞典 > 赤瓦の解説より
沖縄大百科
赤瓦
読み方:あかがーら
赤瓦は沖縄に定着しているように思われがちだが、
昔は灰色系の瓦が主流で、赤色系の瓦が現れるのは18世紀だという。
このころ社寺や役所などの建設が盛んになり、
瓦需要がにわかに高まった。そこで経済的な理由で、
各地で瓦生産が可能な赤瓦が生産されるようになったという。
赤瓦は男瓦(ウーガーラ)と女瓦(ミーガーラ)から構成されている。
男瓦は半円筒型の一端に玉縁(たまぶち)という部分がついている。
玉縁とは接続部のことで、これと女瓦で一組となる。
女瓦は平板を少し反らせた形で、女瓦を葺き並べた継目の上に、
男瓦をかぶせて葺く。
瓦のジョイント部分は漆喰で塗り固めるため耐震耐風に優れた瓦となる。
なお瓦葺きが一般に認められたのは明治以降のことで、
漆喰のシーサーを屋根に置く風習もこの頃から始まったようだ。
イメージ的には、お寺の瓦
これを、漆喰で覆ったような感じです。
(逆に解りにくいですかね)
私は今回、沖縄に行くまでどんな感じか解りませんでしたが、こっちでやってる作業とは全く違い驚きの連続でした。
こっちでは、この家の場合は丸瓦をビスで留めて完了!!
ですが、沖縄ではその丸瓦を漆喰で固めるようなのです。
(今回はこういう手法でしたが、違う工法もあるようです)
私共の観念では漆喰に雨は当らない方がいい。
なぜなら、こういう所から水が浸入し雨漏れの原因になるから。と、教わりましたが、
沖縄は全く逆の発想です。
全体を漆喰で覆う事で、
風にも強いし水も入らない。
と、いう事のようです。
実際、
古民家でされてて、現存してるという事は、間違いではないのでしょう。
ただ、コスト的にはこっちより割増になる事は確実ですが。
古瓦は、塀に再利用。
重厚感があって私は好きですね。
その土地に合った、適材適所。
沖縄には沖縄の
佐賀には佐賀の
北海道には北海道の
屋根が在り、先人の知恵と工夫で生まれた工法があります
そういう歴史も今後、勉強して掲載したいと思います。
有意義な研修旅行になりました。